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第1回夏期研修会開催
「スズキ・メソード幼児教育研究会」が正式発足

2014年8月8日(金)〜9日(土)松本

 
スズキ・メソードの会員向け機関誌の取材が、きっかけに

 
 かつて、スズキの理念に共鳴した全国の幼稚園が、松本に集合し、「一人でも多くの子どもたちを幸せにしよう」と研修会を開いていた時期がありました。それが、スズキ・メソード幼稚園連合会です。1983年から87年までの5年連続を始めとする数回にわたる集まりは、2004年まで不定期に続きました。しかし、1998年に鈴木先生が亡くなられ、中心メンバーとして各園を指導された松本の白百合幼稚園の田中茂樹先生も退かれて(その後、2009年にご逝去)からは、火が消えていたのです。それが、2013年夏に各地の6園をスズキ・メソード機関誌編集部が取材し、185号で特集したことで、各園の園長たちの間に、かつての研修会を復活させたいという気運が、急速に高まりました。以来、数度にわたる東京での会合を経て、2014年8月8日〜9日の2日間、再び松本の地で、復活第1回研修会の運びとなったのです。
 

才能教育研究会と正式提携

鈴木裕子会長と江口純弘代表(ともに当時)


 会場となったホテル ブエナビスタには、第63回夏期学校の「お別れコンサート」で感慨を新たにされた白百合幼稚園(松本市)、双葉ヶ丘幼稚園(中津市)、光が丘幼稚園(宮崎市)、白百合幼稚園(福島市)の園長と職員の皆さん、計28名が集結。

提携調印が行なわれた協定書

才能教育研究会の鈴木裕子会長と、新しい名称となった「幼児教育研究会」の江口純弘代表との間で、提携調印式が行なわれました。これにより、「スズキ・メソード幼児教育研究会」が認知され、今後は、両者の交流と協力をさらに発展させることになります。具体的には、お互いの研修会・講習会への講師派遣や受講生の受け入れを積極的に行ない、スズキ・メソードが推進する幼児教育への理解を深め、より広める活動をすることになります。

 

基調講演、そして討議

毎日新聞社の小島正美編集委員


 初日の鈴木会長による基調講演「どの子も育つ 育て方ひとつ」、翌日には機関誌186号にも登場された、毎日新聞本社生活報道部の小島正美編集委員の基調講演「スズキ・メソードの未来」が用意され、それぞれ貴重なお話を幼稚園の現職教諭の皆さんが聞かれたことは、意義深いものでした。特に「才能教育は、子どものためのものではなく、親や教師へのものである」という小島氏の発言には、驚きの声もあがったほどです。今後、「スズキ・メソードとは何か」を各園で追い求める際の、重要なキーワードとなるでしょう。

園の垣根を越えてグループ討議

 2日目の午後は、参加者が4つに分かれ、「保育の中のスズキ・メソード」「縦割り保育」について討議を重ねました。勤務する園が違っても、共通する理念や思いから、活発な意見交換が行なわれ、グループ発表の場面でも、さらに上を目指そうとする活力ある提言が続きました。
 

高まる今後への期待

 
 各園の園長たちは強い手応えを感じ、参加された若い先生たちにも課題が見えた今回の研修会。早くも第2回夏期研修会を2015年8月に開催することが決定されました。現場の幼稚園のこうした動きは、公益社団法人才能教育研究会へのエールでもあります。

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